仕上げの壁
切返し仕上げの壁の表面は、ほとんど黒色といってよいくらいくろずんでいます。
この色は中書院一の間の床ノ間を飾る狩野派の水墨画等ともよく調和し、いかにも日本的な美を醸し出しているとして、いままで桂離宮を論じた諸碩学のつとに称揚したところでした。
ところが大修理における調査結果では、この色は壁表面の経年変化によって生じたもので、もとは鮮やかな赤色の土(大阪土系のもの)であることが判明した。
おそらく土に含まれている鉄分が酸化して、黒色化したものでしょう。
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